セックスレス1102日目
1102目になった。
相変わらず昨日に引き続き、
どんよりした空模様に嫌気がさす。
12時前には出かける予定があったので(浮気ではなく趣味の予定)話題のニュースを取り上げてはガヤガヤ言い合うワイドショーをながら見しながら支度を済ます。
結局はコメンテーターは解決する気などなく、他人に降り注ぐ困難や問題を同意したり、反抗したり、ただの井戸端会議をもっともらしい口調で論じているだけだ。
仕事柄そういう現場に立ち会う事もあるが、
残念ながら製作側は感情なんて関係なく、正論なんて知ったこっちゃねぇ。数字を取れれば良いだけなのだから。
火に油を注いでこそ、飯が食えるのだから。
そんなこんなで趣味の時間を楽しみつつ、
ただ平凡な日曜日が過ぎていった。
平凡な日常や平穏な日々が幸せと言うならば、僕は幸せ者なのだろう。
しかし、今日も僕達が1つになることは無い。
同じベッドで隣同士になりながら、
当たり障りのない会話と、
明日からまた仕事か、というお約束のフレーズが頭をよぎりながら眠りにつくのだ。
セックスレス1102日目。
きっと妻は不満だし不安なんだろうと思う。
でも、僕は今日も妻を抱くことに躊躇して逃げる最低な夫だ。